概要
社内の新卒氏向けに、clean coderの黙読会を始めました。 参加者は、新卒氏1人、3年目1人 (私) 、経験豊富なエンジニアさん1人の、計三人です。
Amazon.co.jp: Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道: Robert C. Martin, 角征典: 本
目的
- 新卒氏が継続的に学習できる場を作る
- 今すぐに役に立つ訳ではないけど大切な知識を身につける機会を用意する
- 同じ本を読むことで、同じ文化を共有する下地を作りたい
黙読会のやり方
- 司会はローテーションで決めます。
- 時間・読む章を決めてただひたすら読み込み、読み終わったらそのときの司会がまとめて発表。
- その後、それぞれが感想・疑問点を話し合ったり、新卒氏が質問したりします。
- 時間は業務後30分程度。週2〜3回、それぞれの都合があったときに開催します。
なぜ黙読会なのか
- 準備してこなくて良い
とにかくこれに尽きます。 新卒氏が最初に経験する定期勉強会みたいなものは、 ハードルが低く、継続しやすいものにしたかったので、 このようなフォーマットで勉強会をすることにしました。
なぜ clean coder を選んだのか
- 技術的な前提知識が(あんまり)無くても読める
- エンジニアとして、身につけて欲しい知識・考え方が網羅されている
1点目に関しては、ハードルを下げるという目的のために。 2点目に関しては、エンジニアとしてキャリアを積んでいく中で、 この本が、一つの指標を形成するに足りうると判断したためです。
経験しなければ理解できないこともあるかと思いますが、 数年後何か行き詰ったときに、 「そういえば、あの本に書いてあったなぁ。もう一度読み返してみよう」 と思ってもらえるような本になってくれればよいな、と思って選びました。
(僕自身、尊敬する先輩に薦められてこの本を読んで以来、事ある毎にめくってます。)
やってみた所感
- 思ったより議論が活発だった(業務の中で、どこまで、どのように実現するかなど)
とりあえず、まずやってみようということで始めた第一回ですが、 当初思っていたよりも、活発に議論できました。
議論の内容は、大体以下のようなものでした。
- 先輩社員は本で書かれていた内容を、具体的に業務でどのように実践しているか。何が出来ていないか。
- 新卒社員は、どのようにすれば実践できるようになるのか。何から着手するか。
最後に
- 新卒氏にとっては、本を読んで知識を深めると同時に、経験豊富な先輩エンジニアから経験談も聞けて、 ただ読むよりも印象に残ってくれたんじゃないかなという印象(願望)
- 回を重ねる毎に、同じフォーマットだと刺激が少なくなってくる気もしているので、その前に何らかの方法を模索したい
- とはいえ、事前に用意してくるなどすると、参加のハードルが上がっちゃうので、そこも考慮したい